おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-249ページ「第2-2-158図 成長投資への資金調達として借入れを選択した理由(売上規模別)」を見ましたが、今日はⅡ-250ページ「第2-2-159図 成長投資への資金を借入れで調達したことへの考え(売上規模別)」を見ていきます。
下図から、成長投資への資金を借入れで調達したことへの考えを見ると、全体では、「何も問題はない」と回答した企業の割合が最も大きいものの、「借入金の返済に向けて投資した事業から早期に利益を生み出さなければならず、大きなチャレンジはしにくかった」や「希望した金額を調達することができず、当初の予定よりも小規模な取組みしかできなかった」と回答した企業の割合の合計が約4割となっており、借入れでの資金調達では、やりたかったチャレンジができなかったと感じている企業が一定数存在する様子がうかがえます。
今、A企業の資金調達を支援するために、「経営発達支援計画」の申請を支援しています。一方で、B企業には、融資を受ける際に金融機関から求められた「事業計画書」を策定しています。
どちらも同じ計画書ですが、前者は「付加価値」、後者は「返済実現性」を問われています。
相手が求めることに対して、適切に回答するのは、簡単なようで非常に難しく、白書にあるとおり、満足な融資が受けられなかった理由は、もしかすると、この計画書のまとめ方に問題があったのかもしれませんね!
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