ものづくり補助金
業種 | 事業概要 | 予算 |
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窯業 | 新たな色と欠点を補う焼成窯の開発 | 3千万円 |
繊維業 | 新しい意匠を実現する織機の開発 | 1千万円 |
建設業 | 3次元測定によるi-Constructionへの参入 | 1.5千万円 |
金属加工業 | 5軸加工機による新製品開発 | 3千万円 |
木材加工業 | NC加工機による新商品開発 | 2千万円 |
金属加工業 | 難削材の超精密加工技術の確立 | 2千万円 |
申請の背景
【繊維工業・刺繍業、従業員27名】
求人しても一向に応募がなく、従業員は高齢化する一方。おまけに、取引先からは工賃引き下げだけでなく新たな意匠開発を求められる、どうしたらよいか?という相談。独創的な意匠をプログラミングできる新型のミシンの導入を提案し【ものづくり補助金】を活用して導入に成功。省力化が進み、若手・女性という新たな労働力の確保にも成功。売上高は過去最高になっている。
【食料品・惣菜製造業、従業員50名】
昔からの製法で食品製造を行っていた老舗だが、銀行から、後継者難で廃業する事業者から学校や老人ホームへの給食業務の事業承継を依頼される。品質管理を徹底するため「(地域版)HACCP」の取得と併せて食品製造装置を取得したいという相談。【事業承継補助金】を活用し、人材育成と設備導入を行い生産性が向上。また雇用も継続し、売上高が大幅に増加している。
【ガラス器具製造業・従業員60名】
地域の伝統産業であるガラス製品を製造している。欧州で当社製品の人気が高まっているという話を聞き、海外販路開拓に挑戦したいという相談。新製品開発に必要となるデザイナー、見本市の出展費用、国内外への出張費等を【JAPANブランド事業】を活用して確保。3カ年の継続支援を受け、フランス・パリを中心に取引先の開拓に成功している。
【建設業・総合工事業、従業員35名】
もっぱら市町村からの公共工事を受注していたが、予算削減と競合参入により、仕事が激減。今後の事業戦略について相談を受ける。国事業の受注を目指す結論に至り、国交省が進めるi-constructionを目指す。適合するために、3D測量機を【事業再構築補助金】で取得。これまでとは異なる大型事業の受注に成功し、経営が安定化している。
【塗料工事業・従業員8名】
男性ばかりの職場であったが、若手と女性エンジニアの雇用を強化するため、職場環境の改善を図りたいという相談を受ける。まずは、快適な更衣室とトイレのリフォームを図るため、【持続化補助金】の活用を提案する。無事に採択を受け、次は、【厚労省助成金】を活用し、ユニフォームの見直しを図った。
【建築設計業、従業員25名】
従業員の労働時間が長く、3K職場となっている。原因は、昔からのアナログな事務処理にあるので、これをデジタル化したいという相談。見積・受注・進捗報告・請求・精算等の業務をすべてデジタル化するため【ものづくり補助金】でシステム費を獲得。職人は日々、作業をスマホで報告するので、情報の共有化も実現している。