おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-202ページ「第2-3-53図 海外展開の実施状況(製造業)」を読みましたが、今日はⅡ-203ページ「第2-3-54図 海外展開前に行った取組の効果(製造業)」を読んでいきます。
下図から、海外展開前に行った取組の効果を見ると、取組ごとに若干の差があるものの、いずれの取組においても過半数の企業が「効果があった」と回答している。
特に、「海外展開人材の確保・配置」は7割超の企業が「効果があった」と回答しており、プラスに結び付きやすい重要な取組といえる。
一方で、「海外展開による収支予測」は半数程度の企業が、「実施したが、効果はなかった」と回答していることが分かり、様々な外部要因も影響する中で収支計画の作成に苦労している企業が一定数存在することがうかがえる。
人材の確保・配置に効果があったというのは納得です。島国の日本から飛び出し、文化も言葉も違う異国人と商いで立ち向かう経験は、誰にもできるものではなく、これをやり遂げたヒトには、大きな自信がオーラとなって見えるものです。また、日本にいては収集できない情報が入手できている姿も浮かびます。生きた情報をいかに速く収集し、それをビジネスに展開できるか、これも重要なことなのでしょう。全体的に六割前後と少し物足りない感じがしますが、収支では苦戦しているようなので、このくらいなのかもしれませんね!
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