おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-146ページ「第2-3-12図 成長に向けた設備投資の実施状況」を読みましたが、今日はⅡ-148ページ「第2-3-13図 成長に向けた設備投資の実施状況(業種別)」を読んでいきます。
下図から、成長に向けた設備投資の実施状況について、業種別に見ると、「実施した」と回答した割合が最も高い業種は「宿泊業」であり、次いで「製造業」、「運輸業」となっていることが分かる。
これらの業種は、サービスの提供や製品の製造、サービス品質や生産性の維持・向上において、定期的な設備の取得・増強・更新が必要であることが推察される。
成長に向けて設備投資を行っている業種は「宿泊業」、「製造業」、「運輸業」の順ということです。確かにわたしのお客さまもこの順番、つまり、「宿泊業」と「製造業」で大半を占めるので、この結果には納得です。特に、宿泊業はインバウンド客の取り込みを目指す事業者だけでなく、円安で海外旅行を諦めた日本人客の取り込みを目指すニーズも多くなっているように感じます。いずれにしても肝心なことは単なる「右へならえ」ではなく、いかに独創的なアイディアで差別化を図るか、もしくは、労働生産性を高めるかでしょう。共通するのは省力化・省人化投資であり、これが投資後の成長の鍵を握っている気がします。こういうアイディアを絞り出すのもかなり大変ですが、従業員と一丸になって取り組みたいものですね!
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