おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-138ページ「第2-3-9図 業績の変化率(経営方針別、中央値)」を読みましたが、今日はⅡ-139ページ「第2-3-10図 従業員数の変動状況(経営方針別)」を読んでいきます。
下図から、企業の経営方針別に従業員数の変動状況を見ると、2023年における経営方針について、「新たな需要を獲得するための行動をするべき」、「付加価値を高めるための行動をするべき」と回答した企業の方が、「損失を避けるために静観するべき(投資行動等は行わない)」と回答した企業よりも、従業員数について「増加」と回答した割合が高いことが分かる。
厳しい環境下で利益を増加させるためには、できるだけ人手は少なくしたいが、過度な効率化・合理化を追求すると、経営者としての道理に欠けると非難される。雇用創出と省人化・省力化とのバランスをいかに保つか。またこのところの賃上げに悲鳴をあげている経営者からすると、政府が掲げる1,500円は想像を超えているようで、従業員を増加させる動きは今後停滞するかもしれないように感じる。様々な経営者の顔が思い浮かぶ今回の調査結果ですね!
#中小企業診断士 #2024年版中小企業白書 #地域活性化伝道師
応援クリックお願いします!