おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-137ページ「第2-3-8図 今後の金融機関からの借入意向(経営方針別)」を読みましたが、今日はⅡ-138ページ「第2-3-9図 業績の変化率(経営方針別、中央値)」を読んでいきます。
下図から、企業の経営方針別に売上高、経常利益、労働生産性の変化率(中央値)を見ると、売上高については、「付加価値を高めるための行動をするべき」と回答した企業で最も増加しており、経常利益及び労働生産性については、「新たな需要を獲得するための行動をするべき」と回答した企業で最も増加していることが分かる。
今回の調査だけで一概にいえないものの、投資行動に消極的な企業の売上高及び労働生産性の変化率は負の水準となっており、刻々と変化する外部環境の中で、現状規模で事業を維持させていくためには、「新たな需要を獲得する」又は「付加価値を高める」といった、新たな行動を起こすことが重要であることが示唆される。
今回の結果は興味深いですね。というのも、付加価値を高めようと思ったら、利益ではなく売上高が伸び、新たな需要の開拓に取り組んだら、売上高が伸びた。狙ったこと、つまり、経営戦略は目的通りには進まなかったかもしれないが、結果として、想定外の有意な結果を引き出すことに成功しているということです。瓢箪から駒とまでは言いませんが、経営は戦略通りには上手く行かないということです!
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