おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-131ページ「第2-3-2図 「新たな需要を獲得するための行動をするべき」、「付加価値を高めるための行動をするべき」と考える理由」を読みましたが、今日はⅡ-132ページ「第2-3-3図 「損失を避けるために静観するべき(投資行動等は行わない)」と考える理由」を読んでいきます。
下図から、企業が2023年における経営方針について「損失を避けるために静観するべき(投資行動等は行わない)」と考える理由を見ると、「リスクに見合う結果が得られるとは思えないため」が最も多いことが分かる。
また、およそ3割の企業が「行動を起こすための資金が足りないため」、「行動を起こすための人材が足りないため」と回答しており、資金や人材といった経営資源の制約を抱えていることもうかがえる。
石橋をたたいても渡らない。恐らく、私を含めて、中小企業診断士というものは、このようにすべての事業に慎重な姿勢を取るのではないでしょうか。特に、自己資金や融資を原資にすることに非常に慎重な判断を下します。それは、いかに完成度が高い事業計画であっても、その通りには進まない。成功者の話を聞いても、真の狙いとは違ったところに、成功への道があったというからです。とはいいながら、経営者には、我々の慎重な意見を踏まえて、楽観的に事業に挑戦して欲しいと思っています。この正反対の意見を逡巡させて、取り組むことで、多少なりとも成功の確率は高めることができるのはないか、そんな風に考えています!
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