おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-121ページ「第2-2-57図 「経営理念」、「経営ビジョン」、「経営戦略」の社外への発信状況(エクイティ・ファイナンスの活用状況別)」を読みましたが、今日はⅡ-130ページ「第2-3-1図 2020年及び2023年における経営方針」を読んでいきます。
下図から、中小企業の経営方針を2020年と2023年で比較したものを見ると、2023年において「新たな需要を獲得するための行動をするべき」、「付加価値を高めるための行動をするべき」と回答した企業の割合は合計で約9割であり、2020年と比較して増加している。このことから、足下では、中小企業の投資意欲が高まっていることがうかがえる。
この結果のとおり、「新たな需要を獲得するための⾏動をするべき」、つまり、経営者の投資意欲が高まっていることが読み取れます。やはり、経営者の心持ちが新型コロナウイルスから開放されたことが大きく影響しているように感じます。とはいえ、この結果を見る限り、新規市場を目指すよりも、既存客の買上単価を増やすことの方が多いという点で、やはり、慎重さは拭えないということも感じます。ということで、ここから第3章「中小企業の成長」になります。読み進んでいきましょう!
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