おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-114ページ「第2-2-49図 エクイティ・ファイナンスの出資者から受けている経営支援」を読みましたが、今日はⅡ-115ページ「第2-2-50図 エクイティ・ファイナンスの出資者から受けている経営支援(出資者別)」を読んでいきます。
下図から、出資者から受けている経営支援について、出資者別に見ると、出資者別で、企業が受けている経営支援の傾向に違いがあることが分かる。
例えば、「金融機関(金融機関が組成するファンドを含む)」から出資を受けている企業は「資金繰り支援」と回答した割合が最も高く、「民間投資会社(民間投資会社が組成するファンドを含む)」から出資を受けている企業は「経営面・財務面における助言」と回答した割合が最も高い。
また、「民間投資会社(民間投資会社が組成するファンドを含む)」又は「事業会社」から出資を受けている企業は、「特にない」と回答した割合が特に低いことが分かり、これらの出資者が経営支援に注力していることがうかがえる。
この結果、興味深いですね。経営者にとっては、カネは出してもクチは出すなといいたいところでしょうが、出資者が経営に参画してくれることは、社外取締役がいるのと同じ効果が得られる可能性があると思います。特に、経営面・財務面は、自身に経験や実績に裏打ちされた何かがないと助言はできないので、これらの知見を受けられるのは、有り難いことと思っても良いかもしれませんよ!
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