おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-109ページ「第2-2-44図 成長投資への資金を借入れで調達したことによる問題」を読みましたが、今日はⅡ-110ページ「第2-2-45図 エクイティ・ファイナンスの活用目的」を読んでいきます。
下図から、エクイティ・ファイナンスの活用目的を見ると、「既存事業の強化に向けた増加運転資金」が最も多く、次いで「既存事業の強化に向けた設備投資」となっており、「既存事業の強化」を目的として活用されている傾向にあることが分かる。
一方、「新規事業に向けた設備投資」、「新規事業に向けた運転資金」、「新規事業に向けた研究開発投資」といった、既存事業と比較しリスクの高い分野においても一定程度活用されていることがうかがえる。
エクイティファイナンスの目的は、てっきり新規事業のための設備投資でないと難しいと思っていましたが、この結果を見ると、それは3番目であり、とても意外な結果です。というのも、既存事業の運転資金は既存事業のキャッシュフロー内で賄うべきであるという考え、いや、教えがわたしにはあったのですが、それはズレているということですね。逆に言えば、それでもエクイティファイナンスを申し込めるということですね。これは勉強になりますね!
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