おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-11ページ「第2-1-8図 中途採用に感じている課題」を読みましたが、今日はⅡ-12ページ「第2-1-9図 新卒採用に感じている課題」を読んでいきます。
下図から、直近3年間で新卒採用を行った企業が、新卒採用に感じている課題を見ると、中途採用に感じている課題と同様に「応募が少ない」と回答する割合が最も高い。また、中途採用に感じている課題と比べて、「育成に時間がかかる」、「指導する人材の不足」など育成負担についての回答割合が特に高くなっていることも分かる。
新卒を採用したら、育成に時間がかかるのは当たり前で、これを課題するのはどうかと思いますが、経営者の立場からすると、一日も早く戦力になって稼いで欲しいと思うが故に課題となるのでしょう。そもそも中小企業の場合は、中長期で教育する仕組みが確立されていないことが多いので、歳が近いというだけで担当を割り当てる。この結果が、早期離職や育成コストの高騰という問題を引き起こしていくのでしょう。とはいえ、採用・育成は、大企業であっても悩みどころ。経営者は特に長い目で見守ってあげる姿勢が必要なのでしょうね。
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