おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-253ページ「第2-3-14図 事業承継の実施有無とデジタル化の取組状況」を見ましたが、今日はⅡ-254ページ「第2-3-15図 従業員規模別に見た、事業承継をきっかけとしたデジタル化の取組段階の進展状況」を見ていきます。
下図から、2010年以降に事業承継を実施した企業に対して、事業承継をきっかけとしてデジタル化の取組段階が進展したかを従業員規模別に見ると、中小企業全体では、約半数の企業が事業承継をきっかけとしてデジタル化の取組段階が進展したと回答している。
第2-3-14図において、事業承継を実施した企業では、事業承継を実施していない企業と比較して段階1の企業の割合が低く、段階3の企業の割合が高いことを確認したが、これらの結果から事業承継がデジタル化の取組を進展させるきっかけの一つとなっていることが示唆される。
また、従業員規模別に見ると、従業員規模にかかわらず、50%前後の企業が進展したと回答していることが見て取れる。
第2-3-12図において、従業員規模が20人以下の企業では、従業員規模が21人以上の企業と比較して、デジタル化の取組段階が進展していないことを確認したが、事業承継は従業員規模が少ない企業にとっても、デジタル化の取組を進展させるポイントの一つとなることがうかがえる。
小規模な場合、デジタル化の必要性を感じているものの、何をどのようにしてよいか分からない。それは、被承継者だけのことでなく、承継者もどのようにデジタル化すれば分からないことがあるのではないかと感じます。
こういう状況にある場合、新しいパソコンを導入するとか、最も古い機械を更新するとか、簡単なことから、デジタル化の第一歩を始めてみる。特に、承継者は、あまり深く考えず、行動しても、それが、後々になって良い結果を生むような気がしますね!
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