おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-252ページ「第2-3-13図 従業員規模別に見た、デジタル化に取り組んだきっかけ」を見ましたが、今日はⅡ-253ページ「第2-3-14図 事業承継の実施有無とデジタル化の取組状況」を見ていきます。
下図から、事業承継の実施有無とデジタル化の取組状況について、①では2010年以降の事業承継の実施有無を確認し、②ではその事業承継の実施有無別に、2022年時点のデジタル化の取組状況を比較したものである。
②について確認すると、2010年以降に事業承継を実施した企業では、事業承継を実施していない企業と比較して、段階4の企業の割合はほぼ変わらないものの、段階1の企業の割合が低く、段階3の企業の割合が高いことが見て取れ、事業承継を実施した企業の方がデジタル化の取組段階が進展している傾向にあることが確認できる。
この結果を見ると、経営者が若返ることで、デジタル化に取り組むことが多いように感じますが、それは必ずしも正しいとはいえないような気がします。
デジタル化に理解がある経営者であることが重要で、そこに年齢は関係ないのではないか。
デジタル化に限らず、新しいことが苦手、理解を示さない経営者は、他の企業の取り組みなどから、その長短所を学ぶことがよいのかもしれませんね!
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