おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-86ページ「第2-1-67図 経営者からの権限委譲の状況(業務内容別)」を見ましたが、今日はⅡ-88ページ「第2-1-69図 経営者からの権限委譲を進めたことによる効果別に見た、既存事業拡大と新規事業創出の取組状況」を見ていきます。
下図から、経営者からの権限委譲を進めたことで、「自律的な社員が増加した」、「社員からの改善提案が増加した」に「当てはまる」、「どちらかといえば当てはまる」と回答した企業は、そうでない企業に比べて、既存事業拡大と新規事業創出に取り組んでいる傾向が見て取れる。
次に、経営者からの権限委譲の状況別に、売上高増加率の水準(中央値)を見ると経営者からの権限委譲を進めている企業の方が、進めていない企業に比べて、売上高増加率の水準が高いことが分かる。
これらの結果について白書は、権限委譲を進めたことが自律的な社員の増加や社員からの改善提案の増加につながっており、こうした状況下で既存事業の拡大や新規事業の創出に取り組んだことで、売上高の増加を実現している可能性が考えられる、とあります。
まさに、全員一丸となった経営が実現している企業は高い成果を上げることができるということなのでしょう。
とはいえ、それができれば苦労しない。どのように取り組めば良いのか、ここを確認していきましょう!
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