おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-10ページ「第2-1-11図 経営戦略を策定した際に、競合他社が多い市場を選定した理由」を見ましたが、今日はⅡ-12ページ「第2-1-13図 ターゲットとする市場を選定した際の、必要な経営資源の確保状況」を見ていきます。
下図から、ターゲットとする市場を選定した際の、必要な経営資源の確保状況を見ると、「確保できていた」、「どちらかといえば確保できていた」と回答した企業が約8割となっていることが分かる。
次に、ターゲットとする市場を選定した際の、必要な経営資源の確保状況別に、付加価値額増加率の水準(中央値)を見ると、市場選定時に必要な経営資源を確保できていた企業は、確保できていなかった企業と比較して、付加価値額増加率の水準が高いことが分かる。
この結果について白書は、今回の調査結果だけで一概にはいえないものの、ターゲットとする市場の選定時には、自社の経営資源の状況を確認し、ターゲットとする市場に合った必要な経営資源を確保することも重要といえよう。
昔の兵法とか戦争論を見ると、戦争を起こしたい長を前に、参謀達が自軍の戦力をどのようにしたら強化できるか、ここに腐心するというのが一つのお決まりパターンな気がします。
経営者は自らの経験から、走りながらでもなんとかなるだろうと考えがちですが、それは付加価値額に如実に表れるということです。
攻めるのはいるか、先んずれば人を制すのか、機を待つに仁か、いずれにしても、運の要素が強くなりそうですね!
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