おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-317ページ「第2-3-44図 デジタル化による業務効率化の状況(段階3~4の企業)」を見ましたが、今日はⅡ-318ページ「第2-3-45図 デジタル化による業務効率化の効果(労働生産性の変化)」を見ていきます。
下図から、デジタル化による業務効率化の状況別に、労働生産性の変化を見ると、業務効率化を実感している企業は、労働生産性の上昇率が大きい傾向となっている。
この結果について白書は、第2-3-42図を鑑みると、業務効率化による変化を把握できた企業がIT投資を継続し、より高度なデジタル化へと発展させていったことで、結果的に労働生産性の上昇にも寄与した可能性が考えられる、とあります。
デジタル化により業務効率化を実感できた企業は、労働生産性をも高めることに成功しているという結果です。
要するに、経営者は多額の投資を伴うデジタル化に取り組むことが、スタートでありゴールとしてしまいがちですが、そこは単なるスタートであって、業務効率化という中間地点を経て、労働生産性というゴールがあるわけです。
フルマラソンを完走するには、距離ごとにペースやエイドの設定をします。デジタル化にも同じようなコース設定をすることで、今、自分がどこにいるのか、どこに向かっているのか、これを的確に把握する必要があるということなのでしょう。長い戦いという訳ですね!
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