おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-309ページ「第2-3-38図 IT投資額別に見た、デジタル化による競争力強化の状況」を見ましたが、今日はⅡ-312ページ「第2-3-39図 デジタル化の取組状況別に見た、デジタル化に取り組む際の課題」を見ていきます。
下図から、デジタル化の取組状況別に、デジタル化に取り組む際の課題を見ると、段階2~4いずれも「費用対効果が分からない・測りにくい」を挙げる割合が最も高く、約4~5割の企業が課題としている。
この結果について白書は、通常の設備投資と異なり、IT投資の場合には定量的な評価が困難なケースが多いことから、適切な費用対効果の測定に悩んでいる様子がうかがえる、とあります。
「適切なITツール・システムが分からない」、「デジタル化を推進できる人材がいない」、「従業員が IT ツール・システムを使いこなせない」。
わたしのお客様は「段階1」が圧倒的に多いので、この回答に強く納得してしまいます。問題はこの現状を経営者は理解しているが、それを解決する手段が見つけられないということ。
これらの事情を充分に織り込んでくれる、ITの専門家。そういう人材を求めているということですね!
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