おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-291ページ「第2-3-23図 従業員規模別に見た、感染症流行前と現在におけるデジタル化の取組状況」を見ましたが、今日はⅡ-292ページ「第2-3-24図 業種別に見た、感染症流行前と現在におけるデジタル化の取組状況」を見ていきます。
下図から業種別に感染症流行前と現在におけるデジタル化の取組状況を見ると、情報通信業は感染症流行前の時点で段階3~4の企業が5割以上となっており、現在は7割以上となっている。
卸売業は、情報通信業、学術研究専門・技術サービス業に次いで段階3の割合が現在は高く、5割以上となっている。
この結果について白書は、サプライチェーンの中間流通を担い、販売・在庫などの情報が集まる卸売業において、データ分析やデジタル化による競争力強化に着手している様子がうかがえる、とあります。
今、相談を受けているのが、まさに、卸売業のデジタル化ですので、この結果は納得できます。
これから業界研究する段階なので、これは憶測ですが、伺った卸売業は、ネットにより仕入先と販売先が飛躍的に高まっているので、手作業・手集計では限界があるのではないか。
つまり、我々は一物一価に馴染んでいるが、ネットの世界では、その瞬間によって、価格が異なることから、販売・在庫・顧客管理が煩雑になり過ぎて、正しい経営判断ができなくなっているように感じました。
こうなると段階3は必然で、AIを導入する段階4も視野にいれないといけないのかもしれません。
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