おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-288ページ「第2-3-20図 デジタル化の取組段階」を見ましたが、今日はⅡ-289ページ「第2-3-21図 時点別に見た、デジタル化の取組状況」を見ていきます。
下図から時点別にデジタル化の取組状況を見ると、感染症流行前(2019年時点)は、6割以上の企業が段階1~2の状況にあり、デジタル化による業務効率化やデータ分析に取り組んでいなかったことが分かる。
感染症流行下(2020年時点)に入ると、段階3~4と段階1~2の割合がほぼ同水準となり、現在(2021年時点)は段階3~4の割合が段階1~2を上回っている。
この結果について白書は、これまで取組が進んでいなかった若しくは全く取り組んでいなかった企業が感染症流行下でデジタル化の取組を進展させてきたことが見て取れる。
他方で、段階4に到達している企業は約1割に過ぎず、段階1~2の企業が4割以上を占めていることも確認される。
昨日記載したわたしの肌感覚のとおり、やはり段階4に駒を進めている企業は全体のわずかにとどまっていることが確認できました。また感染症はデジタル化への契機となったこことも確認できました。
年末にものづくり補助金が公募になりました。既にお問い合わせを頂いていますが、申請する企業は、「段階4」を念頭に置く必要があるように感じます。
そうなると、それには全体の構想を論理的に考える必要がある。相当の時間がかかるので、準備しておきましょう!
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