おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-143ページ「第2-2-59図 取引先属性別に見た、経営理念・ビジョンの内容」を見ましたが、今日はⅡ-144ページ「第2-2-60図 経営理念・ビジョンの内容(労働生産性の変化)」を見ていきます。
下図から、経営理念・ビジョンの内容別に、労働生産性の上昇幅を見ると、今回の調査結果で一概にはいえないが、経営理念・ビジョンを明文化している企業は明文化していない企業と比べて、労働生産性の上昇幅が大きい結果が確認される。
この結果について白書は、経営理念・ビジョンを明文化していない企業は、Collins・Porrasが指摘するように、経営理念・ビジョンが明確となっていないことから目の前の課題に対する経営戦略が曖昧となっている企業も少なくないとみられ、結果として感染症流行前後での企業業績にも影響を与えている可能性が考えられる、とあります。
経営理念の明文化は労働生産性の向上に繋がるということです。今、池袋西武がストライキで揺れていますが、そもそも、セブン&アイ・ホールディングスの経営理念はどのようなものなのでしょうか。
恐らく「取引先との共存共栄」や「社員幸福」は織り込まれていると思いますが、「経済的利益の追求」はこれらを反故にしてしまうということなのでしょうか!!
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