おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-142ページ「第2-2-58図 経営理念・ビジョンの明文化の状況」を見ましたが、今日はⅡ-143ページ「第2-2-59図 取引先属性別に見た、経営理念・ビジョンの内容」を見ていきます。
下図から、取引先属性別に、経営理念・ビジョンの内容を見ると、属性を問わず、「顧客満足、信頼獲得」を掲げる割合が最も高く、次いで「社員の幸福」、「社会への貢献・社会的使命」が高いことが分かります。
特にBtoCは、顧客を意識した経営理念・ビジョンを掲げる企業がBtoBと比べて1割程度高くなっており、約9割が顧客からの信頼獲得を念頭に置いている。
BtoBは、「高品質、技術・サービスの向上、イノベーション」を回答する企業がBtoCと比べて2割程度高くなっており、約6割が掲げている。
この結果について白書は、自社の企業活動における付加価値を高めていく意識の傾向が見て取れる、とあります。
経営理念の構築に悩んだら、お客様が何を求めているのかというニーズを考え、それを満たす存在であることを抽象的にまとめると完成するということですね。
これを日頃から掲げていれば、顧客満足、ひいては、信頼獲得に繋がっていく。
経営理念による好循環ができあがりますね!!
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