おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2022年版「中小企業白書」 「第3章 共通基盤としての取引適正化とデジタル化、経営力再構築伴走支援」 Ⅱ-348ページ「第2-3-66図 2021年におけるデジタル化の優先度と情報の管理方法の関係」を見ました。
今日は、Ⅱ-349ページ「第2-3-67図 業種別に見たデータ入力の方法」を見ます。
下図から、情報の管理方法で「紙媒体のまま管理している」以外を回答した企業に対して、データ入力方法を業種別に見ると、いずれの業種においても「主に従業員が手で入力している」と回答した企業の割合が最も高いことが分かります。
小売業、宿泊業・飲食サービス業においては、他業種と比較して、「主にシステムで自動でデータを入力している」と回答した企業の割合が高いことが分かる。
また、情報通信業においては、他業種と比較してもデータの自動入力が進んでいないことが分かる。
この結果について白書は、サプライチェーンにおいても、おおむねセールスマーケティングと同様の傾向が見てとれ、いずれの業種において「主に従業員が手で入力している」と回答する企業の割合が最も高い、とあります。
データを手入力している割合がこれほど高いというのは、少し意外に感じます。
ですが、データというのは毎日見ていると、新たな気づきがあるもの。よって、ある程度は自動で入力できたとしても、好きな角度から見たいと思うと、手入力の方が早いという結果になるのでしょう。
わたしの場合は、お客様の決算書を分析する際に、自動で変換することもできますが、あえて手入力することで、勘定ごとの違和感を肌で感じるようにしています。
こういう感覚は、経営コンサルタントとしては大事にした方がよいのでしょうね!
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