おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第2部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 Ⅱ-194ページ「第2-2-109図 経営者の年齢別に見た、利益の主な使い道(5年前と現在)」を見ましたが、今日はⅡ-195ページ「第2-2-110図 利益の主な使い道別に見た、売上高増加率(中央値)」を見ます。
下図から、利益の主な使い道別に、売上高増加率について見ると、利益の主な使い道について、「研究開発」や「設備投資」、「従業員に還元」としている企業では、売上高増加率が相対的に高く、一方で、「内部留保」としている企業では、売上高増加率が相対的に低いことが分かります。
白書が言いたいことをひと言で言えば、「内部留保」に取り組む企業は、売上高増加率が相対的に低いということです。そもそも企業が内部留保に取り組むのは、自己資本比率を高めたいがため。つまり、安全性を訴えたいためです。ですが、このところの賃上げムードもあって、こういう流れにしているのでしょうか。従業員への還元はもちろん大賛成ですが、経営者は一時的な動機付けにしかならないことは織り込むべき。利益は次の成長への投資に充当すべきです~!!
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