おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第2部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 Ⅱ-193ページ「第2-2-108図 経営者就任時の動機と現在、会社を経営する動機」を見ましたが、今日はⅡ-194ページ「第2-2-109図 経営者の年齢別に見た、利益の主な使い道(5年前と現在)」を見ます。
下図から、経営者の年齢別に、5年前と現在の利益の主な使い道について見ると、5年前は、経営者の年齢に関わらず、「内部留保」が3割超となっているが、現在は、年齢が若い経営者を始めとして「内部留保」の割合が低下しており、また、いずれの年齢においても、「従業員に還元」の割合が3割程度となっており、5年前に比べ、利益を従業員に還元する意識が高い経営者が増加している様子が見て取れます。
なぜだか、昔から日本人は給料や金儲けが”悪”という認識があります。そのため、経営者は人件費をケチってまでして利益を捻出し、その利益の半分近くを税として上納する。昔からこの慣習には違和感があったので、従業員に還元するのは非常に良い。ちょっとうれしくなる結果です。もっと言えば、儲かっている企業の経営者は報酬を遠慮無く上げるべき。特に、創業経営者は大きく稼いで、かつ、その額を公表することで、子ども達に夢を与えて欲しい。それも成功した経営者の役目ではないでしょうか~!!
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