おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第2部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 Ⅱ-148ページ「第2-2-66図 継承方法別に見た、感染症下において、経営理念・ビジョンに立ち返り経営判断を下した機会」を見ましたが、今日はⅡ-149ページ「第2-2-67図 経営理念・ビジョンを策定した動機・きっかけ」を見ます。
下図から、経営理念・ビジョンを策定した動機・きっかけを見ると、約4割の企業が「事業の継承・経営者の交代」を機に策定したことが分かります。
この結果について白書は、中小企業白書(2021)において、後継者が事業承継後に意識的に取り組んだこととして「経営理念の再構築」が上位に挙げられているが、今回の結果からも、事業承継が経営理念・ビジョンを策定する動機・きっかけとなったことが見て取れる。
また、「事業の継承・経営者の交代」、「会社創業」に次いで、「企業規模の拡大・事業内容の変化」、「外部環境の変化」が挙げられている。
経営体制の変化のみならず、事業内容や外部環境の変化を機に経営理念・ビジョンを策定した企業も確認できる、とあります。
なるほど~今回のコロナは経営理念を見直すきっかけになったのではないか?ということですね。逆に言えば、自社の社会的な存在意義を再確認せざるを得ないような大きな外部環境の変化は、経営者の心を突き動かすということです。外部環境の変化は良いことではないですが、ピンチをチャンスに変える、打たれ強さを持て!ということです!!
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