おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第2部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 Ⅱ-138ページ「第2-2-56図 外部人材の活用状況別、活用に当たっての課題・障壁」を見ましたが、今日はⅡ-141ページ「第2-2-57図 経営理念・ビジョンの構成要素」を見ます。
下図について白書は、Collins・Porras(1995)は、経営理念・ビジョンとは①コアバリュー、②パーパス、③ミッションの三つの要素で構成されると説明し、経営理念・ビジョンと経営戦略、経営戦術の関係を示しています。
その中で、優れた企業が持つ経営理念・ビジョンとして、「明確さ」(組織内できちんと理解されていること)と、「共有」(組織成員が賛同し、組織に浸透していること)の二つの条件を指摘し、これらが満たされることで経営理念・ビジョンが初めて真の効果を発揮すると説明している。
他方で、二つの条件を満たしていない組織は、取り巻く環境の変化や課題に対する経営戦略が曖昧となり、対症療法的な経営判断や戦術遂行とならざるを得ないと指摘しています。
中小企業診断士になった30歳前後は、経営理念・ビジョンに関する書籍を片っ端から乱読しました。そのためか、今でも、経営相談では、経営理念やビジョンを確認する習慣があります。ただし、これらを掲げていない経営者であっても、経営者は心底に、強い想いや信念が、必ずあるので、理念を明確化することに意義はあるのでしょうか。白書はどのように調査したのか、興味がありますね。読み進んでいきましょう~!!
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