おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第2部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 Ⅱ-104ページ「第2-2-27図 業種別に見た、OFF-JT 研修の実施有無」を見ましたが、今日はⅡ-105ページ「第2-2-28図 業種別に見た、実施しているOFF-JT 研修の内容」を見ます。
下図から業種別に、実施しているOFFJT研修の内容について見ると、「技能の習得」や「マネジメント」に関するOFF-JT研修を実施している企業が多いことが分かります。
そのほかにも、製造業では「品質管理」、情報通信業では、「ビジネスマナー等のビジネスの基礎知識」や「プログラム、システムを自ら開発又は運用できるスキル」、卸売業や小売業では「営業スキル」などの割合も高く、従業員に求めるスキルに応じて、OFF-JT研修を実施している様子が見て取れます。
この結果について白書は、第2-2-17図で、従業員のITスキルに対する経営者の意識が高まっていることを確認したが、「業務を遂行する上で有益なITリテラシー」や「プログラム、システムを自ら開発又は運用できるスキル」については、情報通信業以外の業種では実施割合が低い。
組織としてITリテラシーを高め、デジタル化を推進するためには、企業側が従業員に対して、こうした研修や学習の機会を積極的に提供することが期待される、とあります。
この白書の示唆をどう感じますか?確かに、多くの企業でスマホやネットが得意な人はいますが、彼らにITスキルを教育することで、組織のリテラシーを高める。うーん。でも、現状を野放しにするよりかは確かに良い!伸び代が多いかもしれないので、チャレンジしてみましょう!!
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