おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2021年版「中小企業白書」のⅡ-393ページ「第2-3-80図 経営者年齢別、売り手としてM&Aを実施する際に重視する確認事項」を見ましたが、今日はⅡ-394ページ「第2-3-81図 売り手としてM&Aを実施する際の障壁」を見ます。
下図から、売り手としてM&Aを実施する際の障壁について見ると、「経営者としての責任感や後ろめたさ」が最も高く、30.5%となっていることが分かります。
この結果について白書は、第2-3-53図で見たとおり、売り手としてのM&Aに対するイメージは向上してきているものの、現在でもM&Aの
意志決定の際にこうした心理的側面が大きく影響していることが分かる。
従業員の雇用維持を重視する経営者が多いことを考慮すると、特に従業員に対する後ろめたさのような感情がM&Aの障壁になっている可能性が考えられる。
また、「相手先(買い手)が見付からない」や「仲介等の手数料が高い」といった実務的な障壁の割合も高く、売り手としてのM&Aを支援する仕組みの更なる充実が期待される、とあります。
自分一人だけ戦場から逃げるようで、後ろめたさをかんじるのでしょうね。この情の深さが日本人らしく感じますね!!
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