おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2021年版「中小企業白書」のⅡ-170ページ「第2-2-6図 情報通信技術の今後の見通し」を見ましたが、今日はⅡ-172ページ「第2-2-7図 売上高IT投資比率と労働生産性の伸び率」を見ます。
下図について白書は、売上高IT投資比率と労働生産性の伸び率を見ると、両者の間で明瞭な因果関係を確認することができないとあります。
この理由について、大規模な投資の場合には、導入期間が長期化し、従業員が習熟して新システムに移行することによる効果が現れるまでに時間がかかる可能性などといった要因が想定される。
また、小規模なIT投資の場合には、導入期間が短く、影響する範囲も比較的小さいため、導入効果が短期間で顕在化する可能性も想定される、とあります。
仮説が裏切られたということですね。こういう場合には客観的で納得できる理由を探す必要がありますが、さすがに白書は的確ですね!!
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