おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2021年版「中小企業白書」のⅡ-78ページ「第2-1-69図 クラウドファンディングを活用したい理由」を見ましたが、今日はⅡ-81ページ「第2-1-71図 トランザクションレンディングに関する意向」を見ます。
下図から中小企業におけるトランザクションレンディングに関する意向について見ると、トランザクションレンディングを知っている企業の割合は約5割にとどまり、また、トランザクションレンディングを活用したことがある又は活用の意向のある企業の割合は約2%にとどまることが分かります。
白書は、トランザクションレンディングについても、統一的な用語の定義はないが、ここではECにおける販売実績や消費者のレビュー、会計ソフトの入力情報、金融機関の預金口座情報、クレジットカードや電子マネーの決済情報など、様々なデータをAIなどコンピュータープログラムを使って分析し、融資の可否を決める手法による資金調達のことを指す。
金融機関の従来型の審査において、以前は使わなかった、あるいは使えなかったデータを活用するので、従来型の審査では資金を借りられなかった企業に資金調達の道を開く可能性があるといわれてきた、とあります。
トランザクションとは、「コンピュータ システムにおける、永続的なデータに対する不可分な一連の処理」という意味のようです。融資の判断を人に変わってAIが行うということでしょうか。良いような悪いような・・・ですね!!
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