おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2021年版「中小企業白書」の167ページ「第 2-1-7図 業種別に見た、中規模企業の自己資本比率・借入金依存度の平均(2019年度)」を見ましたが、今日は168ページ「第 2-1-8図 業種別に見た自己資本比率の分布(2019年度)」を見ます。
下図について白書は、業種別に自己資本比率(2019 年時点)の分布を見ると、宿泊業や飲食サービス業では債務超過の企業の割合が高いことから、自己資本比率の平均値を押し下げている可能性がある。
2019 年版中小企業白書では、2007 年度から 2016年度の中小企業の自己資本比率の推移について分析しており、リーマン・ショック以降、中小企業の間でも、利益を確保し自己資本比率を改善できている企業と、そうでない企業の二極化が進んでいる可能性について言及しており、堅調に収益を確保してきた企業とそうでない企業での格差が大きくなっている可能性もある、とあります。
コロナショックの給付金が飲食サービス業にだけ行われているのはこういう背景があるということだと思いますが、このあたりをしっかり説明してもらわないと、不平等に感じてしまいますよね。~!!
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