おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2020年版「中小企業白書」のⅡ-265ページ「第 2-3-57 図 コスト全般の価格転嫁状況別に見た、受注側事業者からの価格転嫁の要請への対応(発注側事業者)」を読みましたが、今日はⅡ-266ページ「第 2-3-58 図 取引の階層構造から捉えた、価格転嫁の望ましい循環(イメージ)」を見ます。
下図について白書は、取引構造の頂点に位置する企業は、取引関係全体で創出した優位性を持つ製品・サービスの価値を反映した適正な価格を消費者に訴求し、その成果を取引構造の下層まで波及させていくことが重要であると考えられる、とあります。
ここまでを踏まえ白書は、取引の階層構造の中で、受注側事業者の売上げは発注側事業者にとってのコストとなる。このため、両者の利害関係はしばしば対立し、立場の弱い発注側事業者は価格転嫁が困難な状況に立たされる可能性を指摘した。
しかしながら、発注側事業者も受注側事業者が存在しているからこそ、自社の事業が継続できている側面があり、発注側事業者が自社の利益の最大化だけを重視していれば、いずれ事業継続は困難になると考えられる、とあります。
まさにその通りですね。読み進んでいきましょう~!!
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