おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2020年版「中小企業白書」のⅡ-137ページ「第 2-1-112 図 オープンイノベーションの仲介者」を読みましたが、今日はⅡ-147ページ「第 2-2-1 図 優位性の有る企業における、優位性の価格反映状況」を見ます。
下図は、優位性が価格に十分に反映されているかについてです。優位性の有る企業の中でも、約半数の企業は「十分に反映されていない」と考えていることが分かります。
また顧客の属性別に見ると、「BtoC企業」よりも、「BtoB企業」の方が「十分に反映されていない」と考えている企業の割合が1割多いことも分かります。
この結果について白書は、差別化が進み優位性を構築することができている企業ほど、価格競争に巻き込まれず、自社の設定したい価格に設定することができるはずであるが、それでも優位性の有る企業の半数で、優位性が価格に十分に反映されていないという実態が見て取れる、とあります。
自社の競争優位性を高めたとしてもデフレの時代の中で、価格をいかにあげるか、ここは興味深い問題ですね。読み進んでいきましょう~!!
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