おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力（ながおかつとむ）です。
昨日は2020年版「中小企業白書」のⅡ-91ページ「第 2-1-73 図 企業規模別、複数の知的財産権に出願する企業の割合を読みましたが、今日はⅡ-93ページ「第 2-1-75 図 知的財産権の使用状況」を見ます。
下図から知的財産権の使用状況を見ると、大企業に比べて、中小企業の方が知的財産権の使用に向けた意識が高いことが見て取れます。
この結果について白書は、例えば、取得した特許の使用率を見ると、大企業では33.8％であるのに対して、中小企業では75.3％と、防衛目的というよりは、使用を前提として特許を取得していることが分かる。
さらに、特許以外の権利についての使用率は8割を超えるなど、中小企業による知的財産権の取得は使用に直結していると捉えることができる、とあります。
大企業の場合、特許取得が従業員のインセンティブになっているからこういう結果になるのかもしれませんね。問題は大企業が取得したが、使用されていない特許を中小企業が活用するにはどうしたら良いかということでしょう。読み進んでいきましょう！！
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