おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡つとむ です。
昨日は2020年版「中小企業白書」のⅡ-61ページ「 第 2-1-47 図 国内ニッチトップ製品・サービスの保有の有無別、労働生産性の水準(2018 年)」を読みましたが、今日はⅡ-62ページ「第 2-1-48 図 グローバルニッチトップ製品・サービスの保有の有無別、労働生産性の水準(2018 年)」を見ます。
下図から企業の国内ニッチトップ製品・サービスの保有の有無別に、2013年以降、特に力を入れて成果が上がっている差別化の取組を見ると、国内ニッチトップ製品・サービスを保有していない企業と比較して、保有している企業の回答割合が高い項目としては、「類似のない新製品・サービスの開発」、「製品・サービスの高機能化」、「用途・デザイン・操作性で差別化された製品の開発」、「特定顧客向けの製品・サービスの開発」などが挙げられます。一方で、回答割合が低い項目としては、「営業・販売・サービス体制の増強」が見られます。
この結果について白書は、国内ニッチトップ企業においては、独自の技術開発や新製品・サービスの開発に注力して、差別化を図っている傾向が見て取れる、とあります。
独自性がないから営業力のみを強化しようとする。これは分かりますが、そういう発想から脱却しないといけませんね!!